ドミニカ共和国出身のイノーア投手は、2019年シーズンオフにアメリカ・メジャーリーグから東京ヤクルト・スワローズへ移籍しました。
イノーア投手の特徴は、長身から投げる最速155㎞のストレートと、その速いストレートから20㎞
ほど球速差のある変化球を投げ分けます。
この記事では、立派に生やした “ ひげ ” がトレードマークのイノーア投手のプロフィールやヤクルトでの年俸や過去の成績、球速や球種などをご紹介します。
イノーアはヤクルトの助っ人投手! -プロフィール-
ガブリエル・イノーア・ゴメス(Gabriel Ynoa Gomez)
- 生年月日:1993年5月26日(2020年現在 27歳)
- 出身地:ドミニカ共和国 ラ・ベガ州コンセプシオン・デ・ラ・ベガ
- 身長:188cm
- 体重:93kg
- ポジション:投手
- 投球・打席:右投右打
- 出身校:リセオ・ドン・ペペ・アルバレス高等学校
イノーア投手は2009年(16歳)にアメリカ・メジャーリーグ、ニューヨーク・メッツと契約して
プロ入り。
その後イノーア投手はルーキーリーグ、1A、2A、3Aで経験を積んで2016年(23歳)にメジャーリーグに昇格、この年リリーフ投手としてメジャーリーグ初登板、初勝利をあげました。
最終的に2016年は10試合に登板し(そのうち3試合に先発)1勝0敗、防御率6.38の成績でシーズンを終えました。
そして、イノーア投手は2017年(24歳)シーズン前にニューヨーク・メッツからボルティモア・オリオールズへ金銭トレードで移籍して2019年シーズン終了まで在籍。
その後、イノーア投手は2019年シーズンオフに東京ヤクルト・スワローズと契約、そして2020年
日本プロ野球1年目のシーズンをむかえています。
イノーアのヤクルトでの年俸は?
イノーア投手の東京ヤクルト・スワローズでの年俸は1年契約で6,600万円です。
そして、イノーア投手の過去の年俸をご紹介をすると2016年にメジャーリーグ初昇格した際、ニューヨーク・メッツでの年俸は記録に残っていませんでした。
でも、イノーア投手がトレード移籍後のボルティモア・オリオールズでの年俸は2017年が53万5,000ドル(約5,600万円)2019年が55万5,000ドル(約5,800万円)でした。
メジャーリーグ時代はあまり目立った活躍が出来なかったイノーア投手・・・。
メジャー時代とほぼ変わらない年俸をイノーア投手に東京ヤクルト・スワローズが提示したのは、150㎞を超えるストレートとコントロールの良さを高く評価しての事のようです。
(金額は全て推定、2018年は登板実績、年俸の記録なし)
イノーアの今までの成績は?
イノーア投手は2009年16歳でニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、メジャーリーグ
を目指していました。
そんな、イノーア投手の今までの成績が気になりますよね。
イノーア投手は2010年(17歳)、ニューヨーク・メッツ傘下のルーキーリーグ(新人選手が所属)で
プロデビューを果たし、
その後2016年のメジャーリーグ昇格までの成績は、
ルーキーリーグで計26試合に登板、7勝6敗1S
2012年からの1A 、2A、 3Aでは計111試合に登板し53勝33敗
という好成績をおさめ、メジャーリーグ昇格。
イノーア投手のメジャーリーグ昇格後はニューヨーク・メッツとボルティモア・オリオールズで計55試合に登板し4勝13敗の成績でした。
イノーア投手のアメリカでの通算成績
ルーキーリーグ 登板26試合 7勝6敗1S
1A ~ 3A 登板111試合 53勝33敗
メジャーリーグ 登板55試合 4勝13敗
イノーアの球種や球速は?
イノーア投手の球種や球速についてご紹介すると、イノーア投手は188cmの長身からボルティモア・オリオールズ時代に記録した、最速155㎞のストレートが一番の武器と言えます。
そのほかイノーア投手の球種の変化球はスライダー、シンカー、チェンジアップを持ち球として投げられています。
イノーア投手は150㎞台のストレートと130㎞台の変化球の球速差、そしてコントロールの
良さが持ち味の投手。
そんな、イノーア投手の投球スタイルは球速150㎞を超える速いストレートはありますが決して三振を
多く取るようなパワーピッチャーではありません。
イノーア投手は変化球をまぜながら、打者のタイミングをずらしてゴロやフライを打たせるピッチングが特徴の投手です。
イノーアはヒゲを剃ってこれからの活躍に期待! -まとめ-
イノーア投手はアメリカ時代から立派な “ひげ” を生やしていて、東京ヤクルト・スワローズ
でもトレードマークになっています。
7月の初旬に一度その自慢の “ひげ” を剃り、別人のようだと話題になりましたが、現在はまたのばしているようですね。
今シーズン、イノーア投手は6試合に先発登板していますが、まだ勝ち星は無く0勝2敗の成績で防御率も9点台と厳しいシーズンのスタートになっています。(8月12日現在)
敗戦が先行している理由としてはイノーア投手の持ち味であるコントロールが安定しない事。
フォアボールが多い事と、フォアボールを恐れてストライクを取りに行き、あまく入ったボールを打たれるパターンが多く見られます。
イノーア投手にとって日本球界1年目ですから、日本の球場のピッチャーズ・マウンドの形状や
ストライクゾーンの違いに、少し戸惑っているように見えますね。
イノーア投手には少しでも早く日本の野球に慣れて、これからの活躍を期待したいですね。