意外な推し活として、最近密かに人気となっている日本独自の公営競技のひとつ競輪。世界的にも人気のスポーツベッティングにも、負けない魅力がたくさんつまった競輪について、初めての方でも挑戦しやすいように、競馬や競艇との違いや競輪のルールや予想の仕方を解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
競輪とは?
競輪とは、日本独自の公営ギャンブルで、自転車を使ったスピードレースのことです。競輪は、バンクと呼ばれる傾斜のある専用競技場で行われ、7〜9人の選手がラインと呼ばれるチーム戦略を駆使しながら順位を競います。
競馬や競艇との大きな違いは、毎試合選手は同じ自転車で試合に望み、選手の実力であったり、駆け引きや協力プレーが結果を大きく左右するのが特徴です。ブックメーカー おすすめでも競輪は人気のスポーツベットの対象となっており、リアルタイムでレースのオッズを見ながら、勝敗や着順などに賭けることができます。
競輪のルールを覚えよう!
レースの流れから、競輪のルールを覚えていきましょう。
選手紹介
競輪の選手紹介は、レース前に選手がバンクを周回し、コンディションや並び(ライン)を確認する時間です。「周囲予想」や「脚見せ」とも呼ばれており、ファンは選手のフォームやペダリングの滑らかさ、気合の入り具合を見て調子を判断します。また、実際の並びを確認することで戦略予想の参考にもなります。脚見せでは選手がゆっくりと走り、時折スピードを上げることもあります。
スタート
競輪のレースは、車券の投票締切後、発送機に固定された自転車が号砲とともに一斉にスタートします。選手は、誘導員(ペースメーカー)の後ろにつく形でスタートし、誘導員はレース序盤のペースを作り、ある地点でコースを外れます。選手は先導員の後ろにつき、風向きやバンクの長さ、ライバルの動きを考慮しながら有利な位置を探ります。風よけのために隊列の後方につく選手もいれば、積極的に前を取る選手もおり、序盤から駆け引きが展開されます。スローペースを演出するなどの心理戦もあり、スタート直後から頭脳戦が繰り広げられるのが競輪の魅力です。
周回
レース序盤は選手が隊列を組んで走行し、ラインごとに有利な位置を確保しながら進行します。競輪では、競走距離が約2,000mになるように、バンクごとに何周でゴールなのかを変えています。
- 500バンク(周長500m)・・・4周
- 400バンク(周長400m)・・・5周
- 333バンク(周長333m)・・・6周
何周でゴールなのかは、紙やサイトの出走表に載っています。誘導員が退避すると、選手たちは位置取りや駆け引きをしながらペースを上げます。ライバルをけん制しつつ、スプリントの準備に入ります。
打鐘とスパート
ゴールまで残り1.5周の「バック・ストレッチ・ライン」を先頭の選手が通過すると打鐘が鳴ります。打鐘の合図から、レースのピッチが上がっていきます。そして最終周回(ファイナルラップ)で本格的なスパートが始まります。最高時速60km以上のラストスパートが展開され、先頭争いが激化します。
ゴール
最後の直線でのスプリント勝負からゴールラインを越えた時点で、最も前にいる選手が勝者です。
競輪の予想の仕方とは?
競輪のルールが一通り分かったら、続いては初めての方でも楽しめる予想の仕方について解説していきましょう。
予想の基本ポイント
競輪予想の基本は選手の実力・ライン(チーム連携)を読むことです。まず、選手の階級や勝率、競争得点をチェックし、実力のある選手を把握しましょう。
競走得点(選手の実力)
競走得点は、選手の直近4ヶ月の成績を数値化したもので、選手の強さを示します。得点が高い選手ほど好成績を期待でき、初心者でも予想が立てやすくなります。最高得点の選手は赤、次点は青で表示されるため、必ずチェックしましょう。競走得点は、出走表としてネットで無料で見ることができますし、競輪場でも無料で配布されています。
ライン
競輪では、選手同士が「ライン(連携)」を組んで走ります。同じ地域の選手同士でラインを組むことが多く、「関東勢」「近畿勢」など地元の選手が協力するケースが一般的です。
ラインには役割があり、先行(風よけ)、追込み(最後のスパート)、捲り(後方から加速)の選手が連携します。特にラインの最後尾の選手は有利になりやすく、強いラインは1〜3着に入る可能性が高いです。
また、競走得点の高い選手同士が組むラインや相性の良いラインは高順位になりやすいため、出走表でチェックしておきましょう。
まとめ
競輪の魅力は、スピード感あふれるレース展開と選手同士の駆け引き、ライン戦の戦略性が生む予想の楽しさです。さらに、バレーの高橋慶帆選手のようなイケメン選手が勢ぞろいなのも観戦の楽しみのひとつ。競輪のルールや予想の仕方を是非参考にしていただき、楽しんでみてくださいね。
