町田樹さんは男子フィギュアスケートの芸術家肌として活躍した選手です。
ソチオリンピックでは5位入賞、世界選手権でも銀メダルを獲得する実力がありながら、これからという時に突然の引退。
アマチュア引退後は大学院に通いながら、プロスケーターとしても活動していましたが、あっさりと引退して現在は大学教授への道を進んでいます。
そんな異色といえば異色の町田樹さんの引退の理由は気になりますよね。
この記事では、町田樹さんの引退の理由や面白いこと、学歴や血液型などプロフィールをご紹介します。
町田樹が引退したのはなぜ?
元フィギュアスケート選手の町田樹さんは、2014年に行われた世界フィギュアスケート選手権の代表選手発表の場で突如引退を表明。
日本代表に選ばれながらのまさかの引退表明は、日本のスケートファンを驚かせました。
私たちにとっては町田樹さんの引退は電撃引退!でしたが、町田樹さん本人にしてみれば突然でもなんでもなく「然るべき時に引退」しただけなんです。
そんな町田樹さんの気になる引退の理由は一言でいうと、学業優先のためです。
町田樹さんが引退を発表した2014年12月より前、2014年10月の時に早稲田大学の大学院を一般受験していたんです。
2014年10月といえばGPシリーズ開幕戦の「スケートアメリカ」の開催前。
当時の町田樹さんはフィギュアスケートとしての選手生活と学業を両立していたということですね。
町田樹さんの引退理由は早稲田大学大学院に進学してスポーツ科学の研究者を目指す、ということでした。
でも、なぜ町田樹さんは研究者を目指そうと思ったのか気になりますよね。
町田樹さんいわく、選手生活は順風満帆ではなく山あり谷ありだったそう。
そのキャリアの中で抱いた疑問や問題意識を学術の力で解決したい
引用:https://www.waseda.jp/inst/weekly/features/specialissue-skating3/
そう思ったのが町田樹さんが研究者を目指すきっかけとなりました。
町田樹さんは関西大学在学中に知った「スポーツマネジメント」という学問に興味を持ち、
ゆくゆくは早稲田の大学院に入学してスポーツマネジメントを勉強したいと思ったのでした。
そして、町田樹さんが大学院進学のために準備した期間は2年間。
競技に力を注ぎながら2年もかけて大学院進学の準備をしていたとは、相当強い信念がないとできませんよねー!
町田樹さんご本人が引退について詳しく語っています・・・。
”氷上の哲学者”から早稲田の博士へ 町田樹が見据えるフィギュアの未来https://t.co/S8oFQLhMZE
— 早稲田ウィークリー (@wasedaweekly) April 1, 2018
町田樹のフィギュアスケートの解説が面白い!
選手人生を終えた後はフィギュアスケートの解説もされている町田樹さん。
フィギュアスケートファンからは、町田樹さんの解説が面白いと話題になっています。
フィギュアスケートの採点方式や、演技中の選手のジャンプやスピンなどの技の過去の成功率といった具体的なデータなどをわかりやすく、論理的に解説。
また、ジャンプやスピン以外の初心者では分かりづらい要素でも、端的でわかりやすい説明を入れてくれるので、
初心者でもフィギュアスケート観戦に親しみやすい解説となっています。
特徴的だったのは、曲調が変わるタイミングでは、その曲調に合わせてどんな滑り方をすべきという
解説を入れていたことです。
フィギュアスケートの本質を突く解説と言えるのではないでしょうか。
そして、これだけの情報量の多い解説でありながら、聞きやすい声と話し方で解説しているため、
演技を見ることに集中しながらでも解説が頭に入ってきました。
データや論理に基づきながらも、くどくない、聞きやすい解説。
これが、町田樹さんの解説が面白いと言われるゆえんのようです。
町田樹の学歴がスゴい!
スポーツ選手は競技人生を優先して学校の卒業を諦めるケースが多いですが、町田樹さんの学歴は
スゴいです。
気になる町田樹さんの学歴をご紹介します
広島市立牛田中学校→倉敷翠松高等学校→関西大学→早稲田大学大学院
町田樹さんは当時広島に住んでいたので、中学は地元の公立中学校です。
そして高校高校は高橋大輔選手に憧れて同じ学校に通おうと岡山県の倉敷翠松高校に進学。
高校時代は新幹線で通っていたそうです。
その後、町田樹さんは関西大学に進学しています。
関西大学に進学後の2009年-2010年シーズンに町田樹さんはシニアデビュー。
2012年シーズンにグランプリシリーズのメダルを獲得して初優勝を果たしました。
町田樹さんの選手としてのピークはソチオリンピック5位入賞や世界選手権銀メダルの成績を残した2014年。
町田樹さんは遅咲きの選手ながら、ピークであった2014年12月に引退をし、4月から早稲田大学大学院に入学します。
また、プロスケーターとしての復活は大学院における研究活動の一環として、ということで研究者を目指す思いを貫いている、という感じですね。
2020年現在、町田樹さんは國學院大學の助教授として研究者の夢をかなえつつあります。
町田樹の血液型は? -プロフィール-
町田樹(まちだたつき)
- 愛称:まっちー
- 生年月日:1990年3月9日(2020年現在30歳)
- 出身地:千葉県松戸市
- 血液型:O型
- 身長:162cm
- 体重:53kg
- 趣味:読書、音楽、茶
- 著書:アーティスティックスポーツ研究序説ーーフィギュアスケートを基軸とした創造と享受の文化論
町田樹さんの血液型はO型なんです。
2020年で30歳の町田樹さんは千葉県松戸市出身で、中学時代に家族で広島に移り住んでいたそうです。
趣味は読書で、常に鞄の中に2冊は文庫本を入れて持ち歩いており、大変な読書家と言われています。
町田樹さんの語彙力が豊富な解説や独特な世界観を持ったコメントはその読書量に裏付けられたものということです。
また、そういった部分や演技上での感情豊かな表現力から氷上の哲学者とも呼ばれています。
町田樹は大学教授の夢に向かって活動中! -まとめ-
現役を引退後、早稲田大学大学院に進学した町田樹さんは大学教授を目指しスポーツ科学者として
活動中です。
慶応大学や法政大学などで非常勤講師を経て、國學院大學の助教授として活躍中です。
現在はスポーツ選手出身の科学者や政治家など数多くおられますので、町田樹さんもその一人として
加わる日も近いと思われます。
第2の人生を歩む町田樹さんに注目です。