女子バレー 日本代表は5位!女子世界バレー2022の大会結果

4年に1度、バレーボールの世界一を決める世界選手権「世界バレー」。今年はオランダとポーランドで開催されました。優勝は前大会に続き、二度目の金メダルとなった「セルビア」。そして、2位にはブラジルが入りました。

女子バレー 日本代表は、そのブラジルと準々決勝で対戦。惜しくも2-3で逆転負けを喫し、ベスト8で敗退(最終結果は5位)。12年ぶりのメダル獲得は叶いませんでしたが、その後世界ランキングを6位まで押し上げました!

今回の記事では、世界バレーでの女子バレー 日本代表の戦いを振り返っていきたいと思います。

世界バレーでブラジルに1勝1敗!大金星をあげた女子バレー 日本代表

女子バレー 日本代表は準々決勝で惜しくもブラジルに敗れましたが、1次ラウンドでは40年ぶりに世界バレーでブラジルから白星をあげました!世界バレーのみならず、強豪のブラジルには勝てない試合が続いていたので、今回の勝利はまさに大金星と言えるでしょう。

準々決勝でも、第1セット目からブラジルにリードする展開で、石川真佑のサービスエースなどにより25-18で先取。第2セットではブラジルのミスが続き、再度日本がセットを獲得。リードする展開を見せましたが、第3セット以降はメンバーチェンジで勢いを増したブラジルに流れを渡して、逆転負けという結果になりました。

真鍋政義監督は、試合後に次のようにコメントしています。

最後は、ブラジルの勝負強さに負けましたね。これもいい勉強ですね。選手は本当に頑張りました。選手、スタッフ一丸となったんですけど、ここですよね。ベスト8からベスト4の壁。おそらく初めて経験する選手が多いので、この悔しさを来年に持っていきたいと思います

世界バレーで古賀紗理那 怪我!気になる経過は?

1次リーグ第3戦の中国との試合中、古賀紗理那がブロック後の着地に失敗し、右足首を負傷。石川真佑と交代し、9月30日のブラジル戦ではベンチ入りから外れていました。

実は古賀紗理那は、2021年東京オリンピックのケニア戦でも右足首を負傷し、車いすで退場。このケガが原因で、東京オリンピック後には代表引退も頭をよぎったそうです。しかし、葛藤の末に日本代表に戻ってきました。

このような経緯があったため、同じような場面にひやひやしたファンも多かったと思いますが、幸い症状は軽く、10月4日のベルギー戦で早くも復帰。緊迫した準々決勝のブラジル戦でも活躍するなど、エースとしての活躍ぶりを見せてくれました。

女子バレー 日本代表、パリオリンピックに向けて発動!

来年からは、2024年のパリオリンピックに向けて気持ちを新たに始動する女子バレー 日本代表。2023年にはパリオリンピックへの出場権を懸けた選考トーナメントも行われる予定で、パリでのメダル獲得へ向けて、また走り出すことになります。

主将の古賀紗理那は

今年よりも来年の方がプレッシャーもあって大変な試合が続く。今年得た課題、チームでできたことをさらに成長させられるように、チームとして勝つことが日本は大切。来年の五輪予選は一番大事なので、またチーム一丸となって戦えるように私個人も頑張っていきたい

と語っています。

また、古賀紗理那 怪我を乗り越えてのコメントとして

2021年の東京五輪で自分が今持っている力を出し切ったという気持ちが強かったので、パリ五輪での代表は断っていました。でもこれまでいろいろな経験をさせてもらってきたのに、『自分は出し切ったからもう代表行きません』でいいのかなという葛藤がありました。やっぱりパリ五輪に絶対行くんだ、という気持ちに

と話していました。

まとめ

チームスローガンを「ブレイクスルー」で臨んだ、今回の世界バレー。女子バレー 日本代表にとっては、世界の壁を少し壊せたと手ごたえを感じた大会になったのではないでしょうか。

真鍋政義監督は、「1試合目から本当に集中して、よくこの“死のグループ”を3位通過してくれた。選手は自信を持っていい。しっかり反省して次につなげたい」と振り返りました。

次の大きな目標である「パリ五輪メダル獲得」に向け、また日本が熱く燃える瞬間が楽しみですね!