通信料金を抑えて利用できるため、大手キャリアから乗り換えする人も多い「格安SIM」。大手キャリア回線のなかでも、NTTドコモの回線は多くの格安SIM事業者に採用され、人気の回線です。
しかし、データ通信量やかけ放題のプランなど、詳細な条件を見ていくと選択肢が多く、プラン選択に迷ってしまう人も多いかと思います。
そこで今回は、ドコモ回線系格安SIMの選び方をご紹介します。
格安SIMとは?
そもそも「格安SIMって何?」という方もいらっしゃるかもしれません。
格安SIMとは、大手キャリアよりも通信料金を抑えて利用できる通信サービスです。基地局をもたずに、大手キャリアから回線を借りてサービスを提供する事業者を「MVNO」、大手キャリアが提供する低価格帯のサービスを「MNO」といいます。
ドコモ回線系格安SIMはどうやって選ぶ?
ここでは、格安SIMを選ぶ際に確認したい「3つのポイント」をご紹介します。あなたが格安SIMに求めるものは何か、まずはじっくり確認してみてくださいね。
通話重視派:かけ放題・通話し放題プランをチェック
普段、通話を中心に利用する人は、かけ放題プランのある格安SIMを選びましょう。完全かけ放題プランは、ahamo・日本通信・HISモバイルなどで選択できます。
とくに日本通信SIMやHISモバイルは、かけ放題がプランに含まれているため、オプション追加不要です。
なお、QTモバイルやOCNモバイルONEなどは、通話時に専用アプリを使う必要があります。専用アプリを介した通話は、フリーダイヤルやナビダイヤルのような一部の番号に発信できない場合があるため注意が必要です。標準の電話アプリに切り替わってしまうと別途料金が発生する可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
データ通信メイン派:データ容量をチェック
- Ahamo:20・100GBの大容量プランでデータ通信を多く使う人におすすめ。
- OCNモバイルONE:500MB・1・3・6・10GBとプランが豊富。
- u mobile: 5・10・20GBとカスタマイズでき、余った分は繰り越し可能。
各社が用意している「データ通信プラン」も様々です。普段データ通信をメインで使うなら20GB以上の大容量を、通話をメインにするなら1GBや5GBなどライトな通信プランを選ぶのも良いでしょう。
eSIM対応かどうかもチェック
eSIMは、従来のSIMと異なり、オンラインですべて完結します。プラン契約後はSIMカードの到着を待つ必要がなく、オンラインでの手続きが完了次第、利用を開始することができます。
また、eSIMは1つの端末で複数契約できます。そのため、複数のeSIMを使えば「データを多く使う場合」、「通話を多く使う場合」などでSIMを使い分けることができ、料金を節約したりスマホを2台持ちする必要がないのがメリットです。
手持ちの端末がeSIMに対応しているか事前確認が必要ですが、上手に使えばお得なSIMです。なお、eSIMのスマホを機種変更する場合は、物理的なSIMカードの差し替えではなく「eSIMの再発行」を各通信業者で手続きする必要があります。
現在、eSIM対応キャリアは、大手はすべてのキャリアが対応できていますが、格安SIMではまだ一部のみ。ドコモ回線でeSIMに対応しているのは、ahamo・IIJmio・LinksMateの3つです。
おすすめのドコモ回線系格安SIM8選と比較
ここでは、各社の特徴をご紹介します。ご自身のニーズにあった格安SIMを見つけてくださいね。
Ahamo
- NTTドコモの「MNO」で安定した通信速度
- 毎月データ容量を20GB以上使う人におすすめ
- 1回5分までの無料通話
- eSIM対応
QTモバイル
- 時間無制限のかけ放題オプションで通信よりも通話を優先したい人におすすめ
- 端末補償は5台まで可
日本通信SIM
- 月額料金が安く超過データの料金も1GB=275円で格安
- 専用の電話アプリなしでかけ放題可能
HISモバイル
- データ容量プランのラインナップが豊富で20GBプランが安い
- かけ放題プランがある
OCNモバイルONE
- セット購入時の端末価格が安い
- 安定した通信速度の格安SIM
- 500MBコースは1回10分かけ放題込み
IIJmio
- 老舗ブランドの安心感
- セット販売端末が豊富
- eSIMプランが格安
- 家族利用だと通話料金が安くなる
LinksMate
- 対象のゲーム・コンテンツ・SNSの通信料が90%OFFのゲーマーにはおすすめ
- 豊富なデータ通信のプラン
- 専用通話アプリ「MatePhone」利用で通話代が半額
- eSIM対応
y.u mobile
- シンプルな料金プラン
- 安定した通信速度
- 余ったデータ容量は繰越可能で有効期限なし
- 1GB=330円と格安チャージ
- 端末の修理費用保険が無料
まとめ
大手キャリア「ドコモ」から乗り換えやすい、ドコモ回線系格安SIM。各種要素を比較してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ドコモ回線は格安SIMの中でも対応している事業者が多く、料金プランも豊富なため選択に迷ってしまう方も多いでしょう。ぜひご自身の使い方やニーズに合ったサービス・プランを提供している格安SIMを見つけてみてくださいね。