史上初の日系侍!ラーズ・ヌートバーのプロフィールや成績を完全網羅

2023年に開催されたWBCに侍ジャパンとして電撃参戦!そのハツラツプレーと明るいキャラクターで日本中の野球ファンを虜にしたラーズ・ヌートバー選手。

今回はラーズ・ヌートバー選手のプロフィールや成績を改めて紹介しますよ!

ラーズ・ヌートバーのプロフィール

  • 名前:ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー
  • 生年月日:1997年9月8日
  • 年齢:26歳(2023年9月現在)
  • 出身地:カリフォルニア州ロサンゼルス郡エルセグンド
  • 出身校:南カリフォルニア大学

アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで、「榎田 達治(えのきだたつじ)」の日本名も持つラーズ・ヌートバー選手。父や兄が野球経験者であり、彼らの影響で5歳の頃から野球を始めました。また、お母さんも高校までソフトボール選手。お母さん相手に打撃練習に取り組んだりもしましたよ。2006年には日米親善高校野球大会でアメリカを訪れた日本代表選手がラーズ・ヌートバー選手の家にホームステイしており、その時に選手と写真を撮ったり、ボールボーイとしてアメリカ選抜の試合に参加した経験がラーズ・ヌートバー選手の日本代表の夢の原点となっています。

ラーズ・ヌートバーのミドルネームは?

ラーズ・ヌートバー ミドルネームは「タツジ」です。これは東松山市議会議員を務めた母方の祖父の名前にちなんだものです。日本ではこのミドルネームをとって「たっちゃん」という愛称で親しまれましたね。ちなみに、WBCには日本代表として参加したラーズ・ヌートバー 日本国籍でなくアメリカ合衆国の国籍となっています。本人はアメリカ生まれで日本での生活経験もありませんから、当然と言えば当然かもしれませんね。

ラーズ・ヌートバーのこれまでの成績

2018年

2018年のMLBドラフトで8巡目、全体243位という順位でセントルイス・カージナルスから指名されたラーズ・ヌートバー選手。初年度は傘下のA-級、ステート・カレッジ・スパイクスでプロデビューを果たしましたよ。56試合に出場して、打率.227、本塁打2本、打点26、盗塁2という成績を残しました。

2019年

2019年はA級のピオリア・チーフス、A₊級のパームビーチ・カージナルス、AA級のスプリングフィールド・カージナルスと活躍の場を徐々にメジャーに近づけていきました。3球団合計で101試合に出場、打率.264、本塁打7、打点38、盗塁4という成績を残しましたよ。

来年以降の飛躍が期待されたのですが、2020年はコロナウイルスの流行の影響を受け、なんとマイナーリーグの試合が開催されない事態に。ラーズ・ヌートバー選手は4か月間にわたって航空宇宙企業で肉体労働を行ないました。週6日間、朝4時に起床という過酷な日々でしたが、この経験について「自分を謙虚にさせ、どれ程野球を愛しているか気づかされた」と語っていますよ。

2021年、遂にメジャーデビュー!

2021年は5月のマイナーリーグ開幕からAAA級メンフィス・レッドバーズでプレー。6月22日にメジャー契約を結ぶと、同日の試合で9番、レフトで先発出場、遂に念願のメジャーデビューを果たしました!この年はメジャーで58試合に出場、打率.239、本塁打5、打点15、盗塁2、出塁率.317という成績を残しました。

2022年、メジャーでも非凡な才能を発揮

2022年もしっかりメジャーに定着、主にライトを中心に起用され108試合に出場しました。347打席に立って打率は.228だったものの本塁打は14本、打点は40、盗塁は4、何より出塁率が打率を1割以上も上回る.340という数字で、この出塁率、そして長打率(.448)、OPS(.788)がメジャーの平均を上回るものでした。これらの数字を評価され、2023年WBCの日本代表にリストアップされることとなりましたよ。

2023年、打率を大きく改善

世界一の一員となってメジャーに凱旋した2023年、9月8日時点で96試合に出場し、既に昨年を上回る414打席に立って打率は.274と昨年までの弱点を大きく改善しています。本塁打も昨年の数に迫る13本を既に打っており、打点も既に40、盗塁は9で出塁率も相変わらず打率を1割以上も上回る.378と、長所はそのままに全体的にステップアップを果たしていますよ。

最後に

今回はラーズ・ヌートバー選手のプロフィールや成績を紹介しました。

メジャーの舞台でも成績を向上させているヌートバー選手。次回のWBCでまた侍ジャパンの一員として戦ってくれるのが楽しみですね!