『極悪女王』のモデル・ダンプ松本の現在は?依存症やいじめ、壮絶半生も紹介

1970年代から1980年代にかけて空前の女子プロレスブームが巻き起こりましたが、その中心にいたのがヒール軍団「極悪同盟」で人気を博した女子プロレスラー・ダンプ松本さんです。そのダンプ松本さん、現在は還暦を過ぎ63歳となりました。今回は、昭和の女子プロレスラーのスター選手、ダンプ松本 現在の様子や、ダンプ松本さんの依存症やいじめ、壮絶半生についてまとめてみます!

まずはダンプ松本(ダンプ まつもと)のプロフィールから!

  • 本名:松本香
  • 生年月日:1960年11月11日
  • 年齢:63歳
  • 出身地:埼玉県熊谷市
  • 血液型:B型
  • 出身校:大宮開成高等学校
  • 職業:女子プロレスラー/タレント/女優
  • 所属事務所:えりオフィス

1980年に全日本女子プロレスより松本香(本名)でプロデビュー。1984年にリングネームをダンプ松本に変更し、クレーン・ユウと「極悪同盟」を結成。のちに一番弟子となるブル中野 美人らが加わりヒールのタッグチームを組み、クラッシュギャルズVS極悪同盟の抗争を繰り広げ、女子プロレス人気を牽引しました。1988年1月に引退発表、2月28日に地元・熊谷市体育館でのラストマッチにてプロレスを引退。引退後は明るいキャラクターを活かしてタレント、女優として活躍。2003年、低迷した女子プロレス人気を再燃させたくプロレスに復帰。2021年41周年&還暦記念大会を開催するなど、ダンプ松本 現在も現役レスラーとしてリングの上に立ち続けています。

パチンコ依存症に苦しめられたダンプ松本

テレビのトーク番組に出演したダンプ松本さんは、32年にも及ぶ「パチンコ依存症」を告白。ハマったきっかけは練習生時代だった19歳の時。ランニング中、喉が渇き長与千種さんとランニングコースにあったパチンコ店に寄り、「ジュースを買うかパチンコするか」と初めてパチンコをやったら一発で当たりが出て、300円が9,000円に。それ以降、試合の合間にパチンコに通い、稼いだお金を湯水のようにパチンコにつぎ込んだそうです。しかし、パチンコ歴30年目となった50歳の頃。当たりが出ない虚しさからパチンコとの決別を決意。パチンコで使うはずの10万円で仲間と美味しいものを食べてお酒を飲んだら楽しくて、パチンコ依存症からも抜け出せたそうですよ。

先輩からの壮絶ないじめを経験したダンプ松本

新人レスラー時代にいじめの標的にされていたというダンプ松本さん。先輩の指示で道場に飾られた亀の甲羅を背負い這いずり回ったり、当時は年間300日くらい試合がありバスで全国を回ったそうでが、移動バスの座席に座らせてもらえず2時間立たされ続けたこともあったそうです。また、人生ゲームのお札を渡され買い出しへ行くよう強制されたり、ドライブインで故意に置き去りにされ夜道を1キロくらい走ってバスを追いかけるなどのいじめを受けたとのこと。しかしダンプ松本さんは先輩に仕返ししようと思ったことはなく、上下関係のないリング上なら必ず先輩を倒せると信じ、強くなる努力を続けたそうです。

ダンプ松本の壮絶な半生

貧しい家庭に生まれたというダンプ松本さん。無鉄砲な父親は定職に就かず博打や不倫、酒に溺れる日々を送っていて、父親が家庭にお金を入れないため母親が内職で必死に家計を支えたといいます。父親に愛想を尽かして家を出た母親をダンプ松本さんは泣きながら迎えに行ったこともあったとか。葬式の場で父親がバットを振り回しながら母親を追いかけ回したこともあり、そんな父親をダンプ松本さんは「殺したいほど憎んだ」そうです。

女子プロレスラーの勇姿が人生を変える

当時中学2年生だったダンプ松本さんの目に飛び込んできた女子プロレスのテレビ中継。華やかなステージで大歓声を浴びながら活躍する女子プロレスラーの勇姿がダンプ松本さんの心を奪います。父親に抑圧される毎日の暮らしの中で、立ち向かってくる敵と身体一つで戦う女子プロレスラーはたちまちダンプ松本さんのヒーローに。「強くなってお父さんを倒して、お母さんを守ってあげたい」と思ったそうです。また、家計を支える母を少しでも楽にさせてあげたいと考えていたダンプ松本さんは、高校卒業後の春に全日本女子プロレスのオーディションを受け見事合格。プロレスの道に進むこととなりました。

ダンプ松本 現在は何している?

気になるダンプ松本 現在ですが、2003年に女子プロレス界に復帰し、ダンプ松本 現在も現役レスラーとして活躍を続けている他、カリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本さんの半生を描いたドラマ「極悪女王」がNetflixで2024年に配信されることも話題となっています。ダンプ松本役をお笑いタレントのゆりやんレトリィバァさん、ライオネス飛鳥役を女優の剛力彩芽さん、長与千種役を唐田えりかさんが演じます。また、プロレス以外ではパチンコ依存症を克服した経験から、依存症への理解を深める啓発イベントに参加したり、ラジオやテレビ番組への出演などタレントとしての活動も続けています。

まとめ

今回は、ドラマ「極悪女王」のモデルとなった女子プロレスラー、ダンプ松本 現在の様子や、ダンプ松本さんの依存症やいじめ、壮絶半生についてまとめてみました。幼少期の家庭環境、父親との確執、先輩からのいじめ、パチンコ依存症など数々の試練を乗り越えて現在に至るダンプ松本さん。そんなダンプ松本さんを描いたドラマ「極悪女王」の配信がとても楽しみですね。63歳の現役女子プロレスラー・ダンプ松本さんのこれからの活躍を応援しています!